英Ⅱ VISIONQUESTⅡ 啓林館(307)Part 3 Lesson 1~2 (p.84~93) 本文和訳
Part 3 Lesson 1(→ p.84)
プレゼンテーションの原稿を書く 日本語訳
タイトル:日本の高齢化
こんにちは,みなさん。
今日は日本の高齢化について話したいと思います。
本題に入る前に,いくつか質問をさせてください。
日本はどのくらいの速さで高齢化していると思いま
すか。日本の高齢化の主な理由は何だと思いますか。
初めに,このグラフを見てください。このグラフは
65歳以上の人の割合を示しています。その割合は 1990
年の約 12%から 2010 年にはおよそ 2 倍の約 23%にな
っています。もう1つのグラフは,日本は先進国の中
で最も急速に高齢化が進んでいることを示していま
す。
日本の高齢化の主な原因は次の2つだと考えられ
ます。1つめは,出生率が低下し,2010 年には 1.39 に
なったということです。2つめは,日本人の平均寿命は
世界で最も長い部類に入るということです。
出生率の低下は,労働力の不足をもたらし,さらにそ
のことが深刻な税金の減収を招きます。高齢化した社会
では年金と医療費の予算が大きくなります。
要約すると,日本は出生率の低下と平均寿命の伸びに
より急速に高齢化しています。このことは日本政府の歳
入と歳出に深刻な影響をもたらします。
将来のために私たちはみな,この問題についてしっか
りと考える必要があります。
ご清聴ありがとうございました。
Part 3 Lesson 2(→ p.93)
■ディスカッションの例 日本語訳
あなたは電子書籍についてどのような意見を持って
いますか。
司会者: みなさんは電子書籍について聞いたことが
あると思います。電子書籍とはデジタル形式
の出版物で,コンピューターやほかの電子機
器で読むことができます。電子書籍について
みなさんはどう思いますか。近い将来,電子
書籍が印刷本に取って代わると思いますか。
そしてそれは望ましいことですか。今日はこ
のトピックについて話し合いましょう。まず
海斗からどうぞ。
海斗: 電子書籍は近い将来,印刷本に取って代わる
と思います。そしてこの変化は環境にとって
望ましいものであると私は思います。電子書
籍は印刷本よりも環境に優しいです。私たち
はもはや本を作るために木を切り倒し続ける
べきではないのです。印刷本はエネルギーと
水と紙の明らかな浪費です。私たちは紙を使
わない社会へと向かって行くべきです。
司会者: ありがとう,海斗。電子書籍は印刷本より
も環境に対して優しいというのですね。薫,
あなたはどうですか。
薫: 海斗の意見に賛成です。そして電子書籍は
印刷本にはないたくさんの利点があります。
第一に,電子書籍は非常に持ち運びに便利で
す。1つの小さな電子機器で数千冊の本を持
ち運ぶことができるのです。第二に,電子書
籍は検索に便利です。ページをわざわざめく
る必要なしにどのような情報でも簡単に検索
できます。
司会者: ありがとう,薫。薫は電子書籍は持ち運びや
検索にとても便利だと言いました。真奈美,電
子書籍についてのあなたの考えはどうですか。
真奈美: 私は違った意見を持っています。電子書籍に
は利点がいくつもあることは認めます。しか
し,電子書籍には深刻な問題があります。それ
は電子書籍の海賊版です。違法にコピーされた
電子書籍をダウンロードしている人たちがい
ます。電子書籍の内容すべてをコピーするのは
紙の本の内容をコピーするより簡単です。
司会者: ありがとう,真奈美。真奈美は著作権侵害の
問題について指摘しました。陸,あなたの考え
はどうですか。
陸: 印刷本が電子書籍に打ち勝つ理由はたくさん
あると私には思えます。電池切れの心配はあり
ません。高価な電子機器を買う必要もありませ
ん。紙の本は耐久性があります。日差しの下や
高温の車の中に放置することもできるのです。
司会者: ありがとう,陸。そしてありがとう,みなさ
ん。時間もなくなりつつあります。ここでやめ
なければなりません。たくさんの興味深い意見
がありました。電子書籍も印刷本も良い点と悪
い点があることがわかりました。私たち誰もが
多かれ少なかれ本を読むわけですから,私たち
は両方の主張を知っておくべきです。